副業で派遣薬剤師は可能!【実践者が語る副業のリアル】


副業で派遣薬剤師をすることは可能なのだろうか?高時給と聞くのでやってみたいが注意点を知りたい。実際にやっている人はいるのだろうか?
と、悩んでいませんか?
結論、管理薬剤師や公務員薬剤師ではなく、勤務先の就業規則で副業が認められている場合は、副業として派遣薬剤師の仕事が可能です。
本記事では、副業で派遣薬剤師をする場合の注意点、実際に副業で派遣薬剤師をしている人のリアルな声、薬剤師を活かせるその他の副業をご紹介しています。
この記事を書いた人

名前 / Nakata Ryo
中田 リョウ
実績 / Achievements
薬剤師。「妻の派遣薬剤師経験」×「派遣薬剤師経験者へのインタビュー」をもとにリアルな情報を発信。現在のインタビュー数は5名。
副業で派遣薬剤師は可能!

結論、副業で派遣薬剤師として働くことは可能です。
特に、週1日から勤務できる単発派遣(スポット派遣)は、隙間時間を有効に活用できるため、副業に最適です。
ただし、単発派遣に従事できるのは、以下の条件に該当する方に限られています。
- 60歳以上の方
- 雇用保険の対象外となる学生(いわゆる「昼間学生」)
- 副業として従事する方(生業収入が500万円以上の方)
- 主たる生計者以外の方(世帯収入が500万円以上の方)
「生業収入」とは主要な収入源、すなわち主勤務先の年収を指します。
条件を満たしている場合、派遣薬剤師は魅力的な副業の一つとなります。

派遣薬剤師の時給は3,000円を超えるケースもあり、月5万円以上の収入アップが期待できます。
参考記事:派遣薬剤師として単発派遣で働く条件や方法を紹介!【法律違反に注意】
薬剤師の副業が禁止されているケースに注意

薬剤師の副業では、以下に該当する方は制約が存在します。
- 公務員薬剤師
- 管理薬剤師
- 勤務先の就業規則で副業が禁止されている薬剤師
公務員薬剤師は国家公務員法または地方公務員法により、営利目的の私企業での勤務が制限されます。
また、管理薬剤師は薬機法第7条3項により、薬事関連の兼業が禁じられています。
さらに、主勤務先の規定で副業が認められていない場合、一般の薬剤師であっても副業を断念せざるを得ません。
なお、2018年に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定したものの、企業によっては副業を禁止しているケースがあるため、必ず就業規則を確認することが大切です。

公務員薬剤師や管理薬剤師でも可能な副業は存在しますが、「薬剤師」としての業務は従事できないため、注意が必要です。
副業で派遣薬剤師をしている人の働き方・コメント

実際に副業で派遣薬剤師として勤務されている方々の事例をご紹介します。

派遣薬剤師の方々から直接お話を伺いました!
常勤で働いている調剤薬局の休業日に合わせて単発派遣をしていました。
具体的には、毎週木曜日と土曜日の午後が休みだったので、空いている薬局の単発派遣求人を探して副業していました。
将来的に薬局経営をしたいと思っていたので、給料をもらいながら、様々な調剤薬局を見て回って勉強していました。
ずっと週7で働いていた訳ではなく、「来週はスケジュール的に大丈夫だな」という時にだけ副業をしていたので、体力的にも問題なく過ごしていました。

メインは雑貨屋さんでアルバイトをしており、空いた時間に「派遣薬剤師の副業」という少し変わった働き方をしています。
今は子育て中でフルタイムでは働きたくない現状です。ただ、趣味程度に仕事はしたいと思っており、短時間だけ雑貨屋さんでアルバイトをしています。
しかし、雑貨屋さんの時給はそこまで高くないので、「少しお金が欲しいな」、「薬剤師としてのスキルを落としたくないな」と感じた時に単発派遣で薬剤師をしています。
派遣薬剤師は高時給なので、好きなことをメインにしながら、副業で収入を補填するには理想的だと感じています。

フリーランスで仕事をしており、「今月は収入が少ない…。」という時に単発派遣で仕事をしていました。同じ職場で長く働くのが嫌なタイプなので、「1週間だけ」のような求人を狙って働いていました。
繁忙期(1月〜5月)には時給3,500円以上の単発派遣求人もあり、副業で収入を補うにはとても良い選択肢でした。
ただ、閑散期(6月〜10月)には求人数が減り、時給も低下するので、収入が安定しないリスクは理解しておく必要があります。


みなさん単発派遣にメリットを感じており、派遣会社は「ファル・メイト」をおすすめしていました。
「ファル・メイトの評判・口コミ」について詳しく知りたい方は下記記事も合わせてご覧ください。

▲登録後は相談だけでも大丈夫!▲
派遣薬剤師のなり方

派遣薬剤師として働くためには、薬剤師専門の派遣会社に登録する必要があります。
正社員の場合は直接企業と雇用契約を結びますが、派遣薬剤師は派遣会社との契約により、派遣先(調剤薬局など)で勤務します。
まずは、自身の希望条件を明確にし、派遣会社に伝えることが重要です。
その後、担当者から紹介された求人情報をもとに、派遣先を選定する流れとなります。
詳しい手順は、下記記事で具体的に解説していますので、ぜひご参照ください。
参考記事:派遣薬剤師への転職ロードマップ【初めてでも安心のステップガイド】
薬剤師の副業は会社にバレるのか?

薬剤師の副業が会社に知られる可能性はゼロではありません。以下の理由が考えられます。
- 副業収入が増え、住民税が上昇して経理担当者にバレる
- 社会保険料の通知が勤務先に届いてバレる
- 副業している姿を目撃されてバレる
- 自身の発言によって情報が漏れてバレる
確定申告の方法や派遣先の工夫によりリスクは変動しますが、完全に隠し通すのは難しいのが現状です。
副業禁止規定によって降格、失業などの最悪の事態を回避するためにも、上司や管理者に相談し、透明性を保った働き方を心がけることが大切です。
薬剤師の資格を活かせる副業

続いて、薬剤師の資格を活かせる副業をご紹介します。
薬剤師業務以外にも、さまざまな分野で活躍できる可能性があります。
WEBライター
医療情報や薬事、調剤に関する記事作成は、専門知識が必要なため、薬剤師としての経験を十分に活かせます。
医療系ブログや転職サイト向けの解説記事など、専門的な内容に対応できるため、報酬も期待できる分野です。
医療系の講師
医療系講師は、これまでの実務経験と専門知識を広く伝える絶好の機会となります。
予備校や研修機関、セミナーでの講師活動は、キャリアアップに直結し、報酬や単価も高額である場合が多いです。
管理者のもとで実施されるため、自身のスキルアップにも寄与します。
YouTuber
薬剤師がYouTuberとして医療情報や調剤の裏話を発信することで、専門性をアピールしながら新たな収入源を確保するケースが増えています。
動画プラットフォームの活用により、企業や薬局とのコラボレーションが生まれる可能性もあり、初期投資が少なくても効率的な収益が見込めます。
SNSでの情報発信
SNSを通じた情報発信は、低コストで自らの専門性を広める有力な手段です。
自宅や在宅ワークで手軽に始めることができ、副業初心者にもおすすめです。
定期的な情報更新と質の高いコンテンツ作成が評価されると、医療系講師やライターとしての依頼が増え、長期的なキャリア形成に役立ちます。
薬剤師が副業するメリット

続いては、薬剤師が副業するメリットをご紹介します。
収入が増える
本業以外の収入源を確保することで、経済的な余裕が生まれます。
例えば、派遣薬剤師やWEBライター、オンライン講座の講師など、短期間で報酬が得られる案件も多数存在します。
これにより、将来の備えや急な出費に対する対策、自己投資・貯蓄の拡充が可能です。
スキルアップにつながる
調剤業務以外の業務にチャレンジすることで、これまで磨いてきた専門知識をさらに広げることができます。
医療系講師としての教育経験や、SNS・WEBライターとしての情報発信を通じ、コミュニケーション能力、デジタルスキル、マーケティング知識など、多角的な能力の向上が期待されます。
こうした経験は、転職や昇進の際にも大きな強みとなります。

収入の柱が増えると心に余裕が生まれて、本業やプライベートもより充実しそうですね。
薬剤師が副業するデメリット

続いては、薬剤師が副業するデメリットをご紹介します。
プライベートの時間が減少する
副業に取り組むと、勤務時間が延び自由に使える時間が圧迫される可能性があります。
家族や友人との交流、趣味やリラックスする時間が不足すると、ストレスや心身の疲労が増す恐れがあるため、計画的なスケジュール管理が求められます。
税務処理が複雑になる
追加収入が発生することで、確定申告や各種控除、社会保険の手続きが複雑になるケースもあります。
給与所得とは異なり、自ら管理する必要があるため、知識不足による誤申告や計算ミスがリスクとなります。
必要な書類の整備や最新の税制理解に努め、場合によっては税理士など専門家に相談するのが望ましいでしょう。
年収アップを目指すなら転職も一考

年収アップを真剣に狙うなら、副業と並行して転職を検討することも有効です。
より高い給与体系や充実した福利厚生が整った企業への移籍は、長期的なキャリアアップにつながります。
自身の実績や経験を活かし、転職サイトやエージェントを活用して全国の求人を比較すれば、自分に合った理想の職場が見つかりやすくなります。
結果として、本業と副業の両面から収入の安定と向上が実現できるでしょう。
参考記事:派遣薬剤師デビューに最適!おすすめの派遣会社5選【2025年】
まとめ
副業として派遣薬剤師の仕事に携わることは、単発派遣など柔軟な働き方と高収入の可能性を得ることができます。
しかし、就業規則の確認や税務処理の複雑さ、プライベートとのバランス調整など、留意すべき点も多々存在します。
薬剤師としての専門知識を活かし、WEBライター、医療系講師、YouTuber、SNSでの情報発信など多彩な副業から、自分に合った働き方を選ぶことも重要です。
さらに、年収アップを目指すなら転職も視野に入れ、豊富な求人情報やエージェントのサポートを活用するのが効果的です。
最終的には、自身のキャリアとライフスタイルに合わせた計画的な働き方が、長期的な成功と充実した私生活につながるでしょう。