派遣薬剤師の転職体験談

100店舗を見てきた私が思う派遣薬剤師で一番大切な心構えは「積極性」

100店舗を見てきた私が思う派遣薬剤師で一番大切な心構えは「積極性」
中田カナタ
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女性
女性
  • 派遣薬剤師に興味はあるが、メリットやデメリットは?
  • 複数の派遣会社を使い分けることはできるのか?
  • 「ファル・メイト」と「ファープレミアム」を使っている人の話を聞いてみたい。

これから派遣薬剤師を目指す場合、様々なことに悩まれると思います。

本記事は、ファル・メイトを主軸とし、「ファーマプレミアム」も併用して100店舗以上の薬局で派遣薬剤師をされているAさんのインタビュー記事です。

この記事を読めば、下記を理解いただけます。

  • 派遣薬剤師として働くメリット・デメリット
  • 「ファル・メイト」と「ファーマプレミアム」の評価

「派遣薬剤師の働き方に興味がある方」、「ファル・メイトとファーマプレミアムへの登録に悩まれている方」はぜひ最後までお読みください。

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この記事を書いた人

名前 / Nakata Ryo  
中田 リョウ
実績 / Achievements
薬剤師。「妻の派遣薬剤師経験」×「派遣薬剤師経験者へのインタビュー」をもとにリアルな情報を発信。現在のインタビュー数は6名。

派遣薬剤師のAさんに体験談を教えていただきました

リモート面談でお話を伺いました

2025年8月にクラウドワークスを利用し、Aさんから派遣薬剤師転職の体験談を教えていただきました。

Aさんのプロフィールと経歴は下記の通りです。

Aさん
Aさん
  • 20代の女性
  • 関東エリアを中心に派遣薬剤師として100店舗以上での勤務経験を持つ
  • 現在はパート薬剤師と派遣薬剤師を両立している
Aさんの経歴
  • 製薬会社勤務から調剤薬局の常勤薬剤師として数年間勤務
  • 2023年頃、自身のキャリアプランに基づき派遣薬剤師へ転身
  • 2025年からはパート勤務も開始し、派遣と両立しながら100店舗以上での勤務を経験

製薬会社、調剤薬局での正社員経験を経て派遣薬剤師の道を選んだAさん。

関東エリアを中心に100店舗以上で勤務した経験を持ち、派遣薬剤師としての働き方を熟知されている、まさに派遣のプロフェッショナルです。

派遣薬剤師について質問

まず、派遣薬剤師の働き方についてお話をお伺いしました。

処方知識の深化と高時給を求め派遣の道へ

Q. 派遣薬剤師という働き方を選んだ具体的な理由を教えてください。

A. 薬剤師として幅広い知識を身につけたかったことと、給与が良かったからです。以前、正社員として勤めていた調剤薬局では内科と整形外科の処方がほとんどで、このままでは知識が偏ってしまうという不安がありました。派遣薬剤師なら様々な店舗へ行くことで多様な処方に触れられ、勉強になると思ったんです。正社員として調剤薬局で働いていた頃に単発の派遣を経験したことがあり、この働き方の魅力を感じていました 。

多様な処方経験と高収入が魅力の派遣薬剤師のメリット

Q. 派遣薬剤師として働くメリットは何だと思いますか?

A. 最も大きなメリットは、様々な処方に触れて勉強になることです。知らない薬や処方に出会っても、その場で調べて対応することで自身のスキルアップに繋がります。

時には、一人薬剤師の店舗で急な在宅対応を頼まれたり、クレーム対応を任されたりといったイレギュラーな経験もでき、対応力が鍛えられました。一人薬剤師とは、薬剤師は自分一人で、あとは事務の方だけの働き方です。

また、やはり給与が良いこともメリットですが、これは派遣会社や時期によって変動します。

職場環境の不確実性と繁忙期以外の不安定さがデメリット

Q. 逆に、派遣薬剤師のデメリットは何でしょうか?

A. 実際に勤務するまで、その店舗の環境が全くわからないことです。以前、物が散乱しているゴミ屋敷のような店舗に当たったこともあり、こればかりは運としか言えません。

また、処方箋枚数が1日250枚や300枚を超えるような忙しい店舗だと、正直かなり疲弊します。

人間関係も同様で、どこの薬局にもお局さんのような方がいることは覚悟しておいた方が良いかもしれません。

収入面では、6月から9月頃の閑散期は求人数自体が減り、不安定になる可能性があります。

「ファル・メイト」など派遣会社について質問

続いては、利用されていた派遣会社についてお話をお伺いしました。

求人数と時給比較のため複数社への同時登録が私のスタイル

Q. なぜ「ファル・メイト」や他の会社を選んだのですか?

A. 派遣薬剤師として働き始めるとき、まずファル・メイト、「ファーマプレミアム」、「m3」の3社に登録しました 。ネットで検索した際にこれらの会社は派遣求人数が多く、申し込みがすぐにできると紹介されていたのが理由です。

複数登録したのは、同じ求人でも会社によって時給が違うことがあるため、より良い条件で働くために比較したかったからです。実際、同じ求人でファル・メイトよりファーマプレミアムの方が時給が高いケースもありました。現在はファル・メイトとファーマプレミアムを6:4の比率で使っています。

担当者の質が鍵のファルメイトと機能性で勝るファーマプレミアム

Q. 各社を利用して感じたメリット・デメリットは何ですか?

A. ファル・メイトは、担当者が一人ひとりについてくれて、LINEでの返信が早く、希望の案件で働けるのが最大のメリットです。また、派遣先でトラブルが起きた際には、この担当者が間に入って問題を解決してくれたので、サポート面では非常に心強かったです。ただ、担当者によって対応の質に差があり、返信が遅い方だと希望の案件を逃してしまうこともありました。

一方でファーマプレミアムは、ファル・メイトにはない求人があったり、時給が高かったりします。また、LINE上で曜日を指定して求人検索できる機能が非常に便利で、これはファル・メイトにはない強みです。しかし、特定の担当者がつくわけではなく、LINEで誰が返信しているか分からない形式のため、トラブルがあった際の細やかな相談やサポートは難しいかもしれません。

ファーマプレミアム公式LINEの曜日指定の求人検索画面

LINEで完結する応募プロセスだが担当者との面談は必須ではない

Q. 登録してから働くまでの流れを教えてください。

A. 私の場合、ファル・メイトへの登録後に担当者とのWEB面談はありませんでした。LINEで登録後、公式LINEから流れてくる求人情報を確認し、希望の案件があれば担当者個人のLINEに連絡して応募してもらいます。

採用が決まれば、勤務日や交通費の情報をシステムに入力し、当日は直接薬局へ向かうという流れです。他の経験者の方はWEB面談があったと聞くので、これは担当者の方針によるのかもしれません。

半年以上の調剤経験と積極的な姿勢で信頼を得る

Q. これから派遣薬剤師になる方にアドバイスをください。

A. まず、複数の派遣会社に登録することをおすすめします。会社によって時給や求人が違うので、選択肢を広げておいて損はありません。私の周りの派遣仲間も、ファル・メイトを軸に、他の会社を併用している人がほとんどです。

薬剤師経験については、個人的には半年ほどの調剤経験があれば、自信を持って働き始められると思います。全くの未経験だと、即戦力として動くのは難しいかもしれません。あと、処方箋が200枚を超えるとしんどいので、100枚くらいの施設から始めると良いと思います。

そして、勤務中はどんなに暇な時でも「何かお手伝いすることはありますか」と尋ねる積極的な姿勢が大切です。そうした真面目な勤務態度は評価され、薬局から直接、次の仕事のオファーが来ることもあります。仕事のオファーとは、「2ヶ月の契約期間満了時に延長を提案される」、「単発派遣に入った薬局から別日に単発派遣の依頼がくる」などで、閑散期にはとても有難いです。

まとめ

Aさんの体験談から、派遣薬剤師という働き方のリアルな実情が見えてきました。
多様な処方経験と高時給を求めて派遣薬剤師の道を選んだAさん。その働き方は、スキルアップや自由な働き方ができる大きな魅力がある一方、職場環境の不確実性や収入の変動といったデメリットも存在します。

Aさんの戦略は、求人数の多い「ファル・メイト」を主軸にしつつ、「ファーマプレミアム」を併用して、より高い時給や独自の求人を狙うという賢い方法でした。

今の働き方に悩んでいるなら、まずは情報収集から始めてみませんか?
登録は無料で、相談だけでも新しいキャリアのヒントが見つかるはずです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。本サイトでは、派遣薬剤師を目指す皆さまに向けた情報を多数掲載しております。

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中田リョウ
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薬剤師。「妻の派遣薬剤師経験」×「派遣薬剤師経験者へのインタビュー結果」をもとにリアルな情報を発信。現在のインタビュー数は6名。これから派遣薬剤師になる人のお役に立ちたいと考えています。
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