正社員を辞めて派遣薬剤師になった人のリアル|後悔と本音を経験者が解説

正社員を辞めて派遣薬剤師になった人のリアル|後悔と本音を経験者が解説
悩める薬剤師さん

・正社員のままでいいのか、正直しんどい…
・辞めて派遣にしたら後悔しないかな…
・実際に正社員を辞めた人の本音が知りたい

正社員を続けることに迷いを感じても、「派遣は逃げじゃないか」という声が頭に残って動けない方は多いです。

当サイトでは、派遣経験者へのリモート面談取材(n=8)と、派遣経験者を対象とした独自アンケート(n=19)を実施しました。

このうち、正社員から派遣に切り替えた経験者の生の声をもとに、辞める前に知っておきたい本音をまとめます。

結論から言うと、派遣は逃げではなく、目的があれば十分に選べる働き方です。

ただし向き不向きがあり、働き方の特徴や派遣薬剤師になる時の注意点を理解しておかないと後悔します。

この記事を読めば、正社員を辞めた人の動機・働き方の変化・年収のリアル・失敗しない会社選びまで分かります。

今すぐ辞めなくても、判断材料の参考にもぜひご覧ください。


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この記事を書いた人

薬剤師。妻が時給2,700円の派遣薬剤師として勤務した経験と、派遣経験者8名への独自取材から、求人票には載らない現場のリアルを発信中。派遣で失敗したくないあなたへ、先輩たちの”本音”だけを届けます。

>>詳しいプロフィール

【取材数】現在8名(目標10名)
体験談を4,000円で買取中!(詳細はこちら)

中田リョウ
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目次

正社員を辞めて派遣薬剤師になる理由は人によって違う

正社員を辞めて派遣に移る薬剤師の動機は、ひとつではありません。

当サイトの取材では「給与・人間関係」「働く時間の拘束」「家族のライフイベント」という3つの異なる理由が語られました。

自分に近い動機が、きっと見つかるでしょう。

給与の低さと人間関係に限界を感じて(Pさん)

調剤薬局で管理薬剤師・薬局長を経験したPさん(30代男性)は、2つの理由で派遣を選びました。

Pさん

私が派遣薬剤師を選んだ背景には、主に2つの理由があります。一つは、正社員時代の給与が低いと感じていたことです。もう一つが、職場の人間関係でした。薬局という場所は、薬局長や管理薬剤師によって職場の環境が大きく左右されやすいです。私がいたところではハラスメントのようなことも結構横行していて、そういった人間関係に縛られない働き方を求めて、派遣薬剤師という道を選びました。

給与と人間関係という、正社員時代に多くの人が抱える悩みが、派遣を選ぶ動機になっていました。

フルタイム拘束が合わなかった(Hさん)

派遣歴3年のHさん(正社員・パートを経て派遣)は、働く時間の自由を求めて派遣を選びました。

Hさん

正社員はフルタイム拘束で、何時に帰れるかも分からない。それがちょっと嫌だったんです。パートか派遣かで迷ったんですけど、派遣の方が給料もいいし、ライフスタイルに合っていると思って派遣を選びました。

「実際にライフスタイルは理想通りになったか」という質問には、「ほぼ理想通りです。定時で帰れますし、いい感じですね」と答えています。

家族のライフイベントに合わせて(中田トモ)

当サイト共同運営者で薬剤師の中田トモ(30代女性)は、結婚を機に派遣を選びました。

中田トモ

派遣薬剤師への転職を決断した理由は「結婚」です。旦那がMRであり、常に全国転勤の可能性があるので、派遣薬剤師を選択しました。派遣薬剤師であれば、同じ派遣会社に所属しながら全国で仕事を続けられるので。

トモは病院薬剤師から派遣に移ったケースで、家族の事情に働き方を合わせる選択でした。

正社員から派遣に変えて働き方はどう変わるか

正社員から派遣に切り替えると、働く時間と人間関係が大きく変わります。

一方で「楽になる」とは限らず、即戦力を求められる厳しさもあります。

良い面と厳しい面の両方を見ておくことが、後悔しないコツです。

定時で帰れて残業がなくなる

中田トモは、派遣のメリットをこう語っています。

中田トモ

派遣薬剤師は残業もなく、定時に帰れることは良かったです。

Hさんも「定時で帰れますし、いい感じですね」と同様の実感を語っており、勤務時間のコントロールしやすさは共通した変化でした。

人間関係のしがらみが軽くなる

Pさんは、派遣ならではの人間関係の軽さを挙げています。

Pさん

勤務期間が1日だけ、あるいは1週間、長くても3ヶ月などで区切られているので、職場の人間関係に深く悩まされることがほとんどありません。

正社員時代に人間関係で消耗していた人ほど、この変化を大きく感じやすいと言えます。

ただし「即戦力」が前提できつい面もある

良いことばかりではありません。Pさんは派遣のシビアな面も率直に語っています。

Pさん

派遣は「即戦力」であることが大前提で、「できませんでした」という言い訳は一切通用しない世界です。薬歴ソフトの操作や分包機の扱い、保険知識など、多様なスキルが求められます。

派遣は楽な働き方ではなく、短期間で信頼を得る力が求められる働き方です

この前提を理解しておくことが大切です。

「正社員の働き方そのものがしんどい」と感じている方は、働く場所を変えるより働き方を変える視点も役立ちます。

詳しくは、のんびり働きたい薬剤師に向けて記載した記事も合わせて参考にしてください。

正社員と派遣で年収・収入はどう変わるか

「正社員を辞めたら収入が下がるのでは」という不安は当然です。

取材では時給は上がる一方ボーナスが無くなるため、トータルで見る視点が重要だと分かりました。

時給は正社員より上がりやすい

Pさんは、時給の高さを派遣の大きなメリットに挙げています。

Pさん

正社員より圧倒的に時給が高いことです。通常、派遣薬剤師としての時給は最低でも3,000円です。インフルエンザなどが流行る冬場になると時給5,000円くらいになることもあって、そうなると1ヶ月で100万円に達してしまうこともあります。

なお、冬場の時給5,000円・月収100万円は、インフルエンザ流行期という繁忙期の特例的な事例です。

通常時でも最低3,000円程度がベースになるため、正社員時代の時給換算と比べれば上がりやすいのは確かです。

※時給はPさんの取材時点(2025年8月)の経験談です。時期やエリアにより異なります。

ボーナスは無いが定時+有給でトータルは上がることも

Hさんは、正社員時代との収入比較をこう語っています。

Hさん

正社員時代と同じくらいの給料を、週4日で稼げています。ボーナスはないですけど、そのぶん定時で帰れますし有給も取れる。トータルで考えると、実質的には上がったかなと思っています。

Hさんは契約更新時に業務範囲を広げて時給交渉もしており、「時給50円でも年間で見ると約10万円の差になる」と交渉の価値を語っています。

Pさんの月収100万円をはじめ、時給交渉や住居付き派遣など経験者の収入のリアルは、派遣薬剤師のリアルな体験談でまとめているので合わせてご覧ください。

正社員を辞めて後悔しないための派遣会社の選び方

正社員を辞める決断より、その後の会社選びで後悔する人がいます。

取材で共通していたのは「最初に1社だけで決めると後悔する」という教訓でした。

1社だけで決めると比較できず後悔する

中田トモが後悔として挙げたのは「1社しか登録していなかったこと」でした。

中田トモ

担当者と相性が合わなくても、比べる相手がいなければ我慢するしかありません。

Hさんも同じ後悔を語っています。

Hさん

最初に比較せず1社だけで決めてしまい、時給が2,000円台だったんですよね。あのとき複数登録して比べていれば、もっといい条件で始められたはずだと今でも思います。

同じ求人でも会社によって時給が違う

Pさんは、複数登録の具体的なメリットを数字で語っています。

Pさん

同じ薬局の同じ時間の求人でも、会社によって給与が違うからです。実際に、ある求人でファルメイトが時給3,300円だったのに、ファーマプレミアムでは3,500円と、200円も差があったことがありました。

正社員を辞めて派遣を始めるなら、最初から複数社に登録して比較するのが安心です。

どの会社を選べばいいか迷う方は、当サイトが派遣経験者の声をもとに、全国サポート体制・信頼性・サポートスタイルの3軸でまとめた 薬剤師の派遣会社おすすめ5選もぜひ参考にしてください。

中田リョウ

王道2社+希望別の3社目という形で、自分に合う組み合わせを選べます!

正社員から派遣に向いている人・向いていない人

派遣は誰にでも合う働き方ではありません。

正社員を辞める前に、自分が向いているかを確認しておきましょう。

派遣に向いている人

  • 給与や時間など自分の優先順位がはっきりしている方
  • 環境の変化に柔軟に対応できる方
  • 半年〜数年の調剤経験があり即戦力で動ける方

派遣に向いていない人

  • 一つの職場で長期的に深い人間関係を築きたい方
  • 安定した環境でじっくりキャリアを積みたい方

向いていないと感じた方は、無理に派遣を選ぶ必要はありません。

パートや、より条件の合う職場への転職など、別の選択肢を検討するほうが後悔は少ないはずです。

パートや正社員転職もあわせて検討したい方は、派遣だけでなくパート・正社員の求人も扱うのような薬剤師向け転職サイトで、幅広く比べてみるのも一つの方法です。

正社員を辞めて派遣になる前のよくある質問

最後に、正社員から派遣への転換に関するよくある質問を紹介します。

派遣薬剤師はやばい・後悔するって本当ですか?

働き方が合わずに後悔する人がいるのは事実です。ただし取材では、目的が明確で会社選びを誤らなかった人ほど満足度が高い傾向でした。「やばい」と一括りにせず、自分の動機と向き不向きで判断することが大切です。派遣薬剤師が「使えない」と思われがちな理由とその実態は、「派遣薬剤師は使えない」の記事でくわしく検証しています。

薬剤師は派遣で何年まで働けますか?

労働者派遣法では、同一の事業所・組織単位で働ける期間に原則3年の上限(いわゆる3年ルール)があります。期間や更新の扱いは契約・派遣会社により異なるため、登録後に担当者へご確認ください。

薬剤師は派遣禁止ですか?

調剤薬局やドラッグストアでの派遣は可能です。一方で、病院・診療所などの医療機関への派遣は労働者派遣法で原則禁止されています(紹介予定派遣、産休・育休・介護休業の代替などの場合は例外として可能)。病院での勤務を希望する場合の条件は、派遣薬剤師でも病院で勤務できるのか?でくわしく解説しています。

まとめ|正社員を辞めて派遣は「逃げ」ではなく選択肢

正社員を辞めて派遣に移った経験者の声から見えたのは、次のことでした。

  • 動機は給与・人間関係・拘束時間・家族のライフイベントなど人それぞれ
  • 定時で帰れて人間関係は軽くなる一方、即戦力を求められる厳しさもある
  • 時給は上がりやすく、ボーナスが無くてもトータルで上がる人もいる
  • 後悔を避ける鍵は最初から複数の派遣会社に登録して比較すること

正社員を辞めることは「逃げ」ではなく、目的があれば有効な選択肢です。

迷ったら1社だけで決めず、複数社を比較するところから始めてみてください。

当サイトが経験者の声をもとに選んだ 薬剤師の派遣会社おすすめ5選 が、最初の判断材料になります。

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この記事を書いた人

薬剤師。妻が時給2,700円の派遣薬剤師として勤務した経験と、
派遣経験者8名への独自取材から、求人票には載らない現場のリアルを発信中。派遣で失敗したくないあなたへ、先輩たちの"本音"だけを届けます。

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